知っていれば簡単!医療費の節約方法と医療費控除の注意点

2019年01月28日・社会保険
知っていれば簡単!医療費の節約方法と医療費控除の注意点

資産を増やしたいと思ったとき、まずは投資などいわゆる財テクとよばれるものが頭にうかぶでしょう。しかし、資産形成や財産管理の基本は、毎日の支出の節約です。

今回は、よく分からないからと手をつけていない人の多い、医療費節約に関する情報を集めてみました。医療機関は、仕組みをきちんと理解すれば費用をおさえて上手に利用することができます。ぜひ参考にしてみてください。

1.基本的な節約術

同じ病院や診療所にかかる場合でも、利用の仕方によって医療費を節約できることがあります。まずは、一般的に知られている基本的な節約術をご紹介します。

大病院に行く前にかかりつけ医に行く

怪我をしたときや体調が悪いとき、大学病院や大病院に紹介状なしでかかると、下記の通り、通常より高額な費用を患者が負担することになっています。

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かかりつけ医の紹介状があれば、これらの費用はかかりません。かかりつけ医での診療費や、紹介状の費用750円(3割負担)などが必要になりますが、大学病院や大病院でスムーズに診察を受けるためにも、まずはかかりつけ医の診察を受けることが推奨されています。

時間外加算がかかる時間帯を避ける

医療機関や調剤薬局の料金は、時間帯によって異なるのをご存知ですか?時間外や休日・深夜などにかかると、下記の費用が加算されます。医療費の節約のためには、時間内の受診がおすすめです。

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※医療機関によって異なる場合があります。
<時間外加算>平日:6時〜8 / 18時〜22時 土曜日:6時〜8 / 12時〜22
<休日加算>日曜日 / 祝日 / 年末年始
<深夜加算>22時〜6
<夜間・早朝等加算>平日:18時〜8時 土曜日:12時〜8
<夜間・休日等加算>平日:19時〜8時 土曜日:13時〜8

ジェネリック医薬品を上手に活用する

ジェネリック医薬品は、新薬(先発医薬品)と同じ有効成分をもつ後発医薬品で、新薬と比較すると安価であることが知られています。しかし、節約効果が高いことがわかっていても、なんとなく信用できないイメージがあり使ったことがないという方も多いのではないでしょうか。もし、興味があってもなんとなく心配がある場合は、医師や薬剤師にしっかり説明を聞いて検討してみることをおすすめします。

お薬手帳を持って行くと薬代が安くなるのは本当!?

調剤薬局に行く際、お薬手帳があると安くなるという話を聞いたことはありませんか?調剤薬局で支払う代金のなかには、薬代のほか、薬剤服用歴管理指導料という費用が含まれており、お薬手帳があるとこの費用が安くなる場合があります。具体的には、下記2つの場合には薬局で支払う費用が異なります。

・6ヶ月以内に同じ薬局を利用してお薬手帳を出した場合
・上記以外の場合

前者の場合、3割負担で40円程度安くなります。しかし後者の場合は、お薬手帳を持って行っても安くはなりません。よく医療機関を利用するという方は、節約のためにできるだけ同じ薬局を利用するとよいでしょう。

2.確定申告を利用した節税術

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節税は、資産管理・資産形成の基本です。1年間の医療費が10万円を超えると所得控除の対象になるということは、一般的に知られていますが、この制度を正しく理解すれば、もっと多くの額を節税できるかもしれません。

医療費控除で見落としがちな費用

医療費控除の対象になるのは、病院や診療所などで支払った診療費や、調剤薬局での薬代だけではないということをご存知ですか?たとえば、下記の代金も控除の対象になります。

・家族全員の医療費(扶養・加入している健康保険にかかわらず全員が対象)
・保険を利用できない診療の費用(妊婦健診・出産、治療としての歯科矯正、レーシック手術など)
・通院のための電車代・バス代・一部タクシー代
・風邪薬などの市販薬代
・入院時の病院食代
・入院時の差額ベッド代

対象外と思っていたものが実は対象だったという場合に備え、医療に関する領収書やレシートはすべて保管しておくことをおすすめします。なお、対象になるかどうかがわからないものがある場合は、税務署に問い合わせると丁寧に教えてもらえます。

 ②スイッチOTC薬控除(セルフメディケーション税制)

セルフメディケーション税制という言葉を聞いたことがありますか?セルフメディケーションとは、簡単にいうと、自分で自分の健康を管理し、自分でできる治療は自分で行うということ。日本では現在、セルフメディケーションの推進を目的として、スイッチOTC医薬品の購入を対象としたスイッチOTC薬控除という控除の制度が設けられています。

スイッチOTC医薬品とは、もともとは医師の処方が必要であった医薬品で、現在は市販薬として販売できるようになっているもののこと。スイッチOTC薬控除とは、スイッチOTC医薬品を1年間で12,000円以上購入し、かつ所定の条件を満たしている場合に、スイッチOTC医薬品の購入代金から12,000円を超えた額が所得控除される制度のことをいい、確定申告の際に申告をします(上限88,000円)。

知っていれば簡単!医療費の節約方法と医療費控除の注意点

なお、確定申告では、スイッチOTC薬控除と一般の医療費控除のうちの一方のみ申告できることになっているため、どちらかを選ぶ必要があります。

スイッチOTC医薬品には、風邪薬をはじめ多くの薬があり、箱などに「セルフメディケーション税控除対象」などと印字されている場合もあります。ほしい薬が対象かどうか不明な場合は、購入時に薬剤師に相談しましょう。

※セルフメディケーション税制は、20211231日までの期間限定の制度です。

確定申告を忘れたら・・?

「確定申告を忘れていた」「所得控除に気付いていなかった」そんな経験はありませんか?そのような場合でも、実はその所得の翌年から5年以内であれば申告することができます。なお、すでに少なく申告してしまっている場合は、申告書を提出した日から5年以内に手続きをすれば還付されます(更正の請求)。なお、平成23122日より前に提出しているものに関しては、法定申告期限から1年と定められています。

3.まとめ

医療費は、健康な生活を送るために削ることのできない費用ですが、通院時間の工夫などにより無理なく節約することは可能です。資産を増やすためには、収入を増やすと同時に支出を減らすことも重要。医療機関にかかる際には、ぜひチェックしてみてください。

コンテンツ提供元:フォーチュンポケットマガジン編集部

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