確定拠出年金とは?そのメリット・デメリットと、おすすめの運用先の選び方

2019年10月26日・年金

確定拠出年金という言葉を聞いたことがありますか?確定拠出年金は、2001年に開始された年金制度です。確定拠出年金には企業型と個人型の2種類がありますが、特にiDeCoと名付けられた個人型がよく知られています。

年金の支給開始年齢が60歳から65歳に上がったことや、終身雇用が当たり前でなくなったこと、そしてメディアで老後資金についての話題がたびたび取り上げられることなどから、確定拠出年金に興味を持っているという方も多いでしょう。

では、確定拠出年金とはどのような制度で、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

1.企業型確定拠出年金とは 

確定拠出年金について解説する前に、まずは「企業年金」について知っておきましょう。企業年金とは、主に会社が福利厚生の一環として行っている年金制度です。会社が独自に年金資産を用意して、社員が退職した後で年金として支給します。社員にとっては、厚生年金に上乗せして受け取ることができるので、老後の生活が豊かになるというメリットがあります。企業年金には、「確定給付年金」と「確定拠出年金」があります。

確定給付年金とは

確定給付年金とは、企業年金のうち、退職後に給付される年金額が確定しているタイプのものをいいます。会社は年金資産を運用して増やしていきますが、運用により資金が不足してしまった場合には、給付額が減額されることもあります。

確定拠出年金(企業型確定拠出年金)とは

企業型確定拠出年金とは、企業年金のうち、年金資産を加入者(社員)が個人で運用するタイプのものをいいます。年金として給付される額は運用実績によって変わるため、給付金の金額は決まっていません。掛け金のみが確定していて、給付金が確定していないため、確定拠出年金とよばれています。

会社が確定拠出年金の制度を導入している場合は、社員は自動的に加入することになっています。年金資産としての毎月の掛け金は会社が負担し、社員11人の専用口座に振り込みます。社員は、振り込まれたお金を運用して増やしていきます。運用先は、銀行の定期預金や国債といった元本確保型のものから、投資信託などの元本変動型、なかには不動産のようなハイリスク・ハイリターンの商品までバリエーションがあり、会社が指定したなかから社員が自分で選ぶことになっています。

2.個人型確定拠出年金(iDeCo)とは

上述の通り、企業型確定拠出年金とは、会社が掛け金を負担して個人が運用するタイプの確定拠出年金のことをいいます。それに対して掛け金を自分で用意して運用するタイプの確定拠出年金を、個人型確定拠出年金(iDeCo)といいます。個人型確定拠出年金に加入できるのは、基本的に以下の要件を満たす人のみと決められています。

・国民年金第1号被保険者

・60歳未満の国民年金第2号被保険者で、企業型確定拠出年金に加入していない人

・国民年金第3号被保険者

※これらの要件を満たす人でも加入できない場合があります。

個人型確定拠出年金(iDeCo)にも元本確保型と元本変動型の2タイプの運用先があります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、自分にあったタイプの運用先を探して運用することをおすすめします。

3.確定拠出年金のメリット・デメリット

確定拠出年金のメリット

確定拠出年金には、拠出時、運用時、給付時それぞれに税金面でのメリットがあります。

・拠出時:企業型の場合、会社から振り込まれる掛け金は非課税。個人型の場合、拠出した掛け金は全額所得控除される。

・運用時:確定拠出年金の運用益は非課税。

・給付時:給付金の受け取り時に退職所得控除または公的年金控除として所得控除される。

確定拠出年金のデメリット

確定拠出年金はメリットの大きい制度と言われていますが、デメリットもあります。加入を検討する際には、デメリットもしっかり理解したうえで判断することをおすすめします。

・原則として60歳になるまで現金化することができない。

・手数料等のコストがかかる。

元本確保型を選ばない場合は元本割れすることがある。

4.個人型確定拠出年金の始め方

個人型確定拠出年金を始めるのは、実はとても簡単です。大きく、以下の流れのように手続きをします。

1.積み立てをする金融機関を決め、口座開設の申し込みをする。

2.金融機関での審査(12ヶ月程度かかる)が終わると、IDやパスワードなどの資料が届く。

3.商品を決めて運用を始める。

※掛け金は毎月指定した口座から引き落とされます。

5.まとめ

確定拠出年金について解説しました。企業年金や個人年金は、老後に不安があるという方によく利用されている制度です。ただし、どのような制度にもメリット・デメリットがあるので、それをしっかり理解したうえで検討すると良いでしょう。

コンテンツ提供元:フォーチュンポケットマガジン編集部

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