転勤シーズン到来!単身赴任の家計管理で気を付けるべきポイントとは

2020年02月20日・ライフプラン
転勤シーズン到来!単身赴任の家計管理で気を付けるべきポイントとは

目次

    今年は暖かい冬だったため、桜の開花も早そうです。人によっては桜の季節に、そろそろ転勤を命じられそうかな、という不安があります。転勤は自分自身のキャリアを見直す良い機会であると同時に、大きく周辺環境が変わる不安も付き添うもの。特に確立した家族との生活がある人はなおさらです。現在の自宅から通える範囲の転勤ならば「まだ」いいのですが、そうはいかない場合も。それは同時に、家族にとっては想定外に管理する家計がふたつになることを意味します。

    1.家族単位の転勤で考えるべきはまず不動産のコストパフォーマンス

    転勤シーズン到来!単身赴任の家計管理で気を付けるべきポイントとは

    筆者の友人に、大阪で自宅を買った1年後に、神奈川県への赴任が命じられたという方がいます。大阪の自宅は売却や人に貸すなどの活用方法を検討したものの、新しい関東の生活に慣れるのに精一杯で(こちらは賃貸としたようです)、結果数年に渡り家具家財を残したままの空室となってしまいました。もちろん離れながら売却検討も出来るのですが、また関東からの再転勤を命じられる可能性もあり、後手後手になってしまったとのことです。

    この方は家族揃っての話ですが、単身赴任ではなくともに引っ越す場合は、もとの家をどうするのかは大きな課題。ただ、新たな自宅にも家賃がかかる以上、前住居のコストパフォーマンスはとても大切です。家族揃っての転勤の場合、旧住居の活用は何よりも「早く動くこと」が大切。可能であれば引越し直後から貸したいもの。賃貸物件としての価値付や、内装のリフォームなどは必要になるのかという視点、不動産管理会社との関係など、詰めることは数多くあります。家族で話し合ってひとつひとつ解決していったうえで、不動産仲介会社などの専門家の手も借りるようにしましょう。

    ただ、家族それぞれが社会人として活躍できるようになっている昨今(女性が、という限定ではなく)、遠方への転勤があってもなかなか家族一緒にというのは難しいもの。現住居に生活が根付いた子どもたちもいればなおさらです。そこで次策となるのが「単身赴任」です。単身赴任となるとまだ男性が転勤して、女性が残るという印象がとても強いですが、昨今はもちろんその逆もあります。

    2.単身赴任の注意点

    転勤シーズン到来!単身赴任の家計管理で気を付けるべきポイントとは

    ①不透明になる食費と交際費

    単身赴任が家計に与える最大の影響は、暮らしが別々になること。特に食費と交際費がどちらも2倍に、かつ不透明なものになります。そのほかにも水道光熱費や家具家電代金などが居住場所の増加によって増えるため、支出増は家計にとって大きな課題になります。家具家電のついているマンションなども増えているため、上手に活用すると初期費用(イニシャルコスト)はある程度節約できるでしょう。問題はそのあとの、日々の日常生活費(イニシャルコスト)をどのように捻出していくか。そして管理をしていくかです。

    ②毎週末自宅に帰ってくるのは家族思いか、それとも。

    もうひとつは、転勤先からどれくらい実家に戻ってくるかがもたらす家計への影響です。転勤先を日本国内とすると、数十年前からは比較にならないほど長距離を移動するのが楽になりました。ある場所からは飛行機や新幹線で、またある場所からは自家用車を運転して長い距離を走り、子どもたちに会いに戻ってきてくれます。

    それは親としてとても嬉しいものですが、敢えて家計管理の別視点から見ることも大切です。

    毎週末、家族のもとへ帰省するのは、当然ながら「旅費交通費」がかかります。転勤先へ行って帰ってですので往復分です。もちろん前提として毎週戻ってくるお父さん、とても嬉しいものですね。この費用は福利厚生の一環として補助の支払われる会社もありますが、多くは自己裁量のうえで、いわゆる自腹の帰省です。月内〇回まで、という回数制限が入る場合や、総額〇〇円までという上限が設定される会社などがあります。これは、飛行機や新幹線などの交通機関ではなく自家用車の場合も例外ではありません。長距離移動におけるガソリン代も、高速道路料金もかかります。忘れがちなのは自動車保険です。長距離を運転する場合は、保険料も割高になる傾向があります。

    そして見落とされがちなのが、長距離運転による事故のリスクです。金曜仕事を終えたあとに長距離運転をして子どもたちのいる家に戻り、月曜日の朝に転勤先に戻る。そんな生活のなかで不注意が引き起こされてしまい、交通事故になったケースも数多いようです。子どもたちは喜び、家族想いのパパでいわれることも、とても大切なことです。だからこそ、家計から見て負担になっていないかを同時に考えるようにしましょう。

    特に最近はテレビ電話やスマホアプリでの通話が普及し、その性能も高くなっています。実際に帰るのも隔週にして、あとの週はネットを通じてコミュニケーションを測り、帰るときには少しお土産を奮発する。今後、そんな考えも浸透していくのかもしれません。

    転勤シーズン到来です。単身赴任は家計にとっても早急の対策が必要なもの。その一方で、離れ離れになった時間は、家族の有難さを心から実感する大切な機会にもなります。特に家計管理においては家族で対策を整えていきましょう。住む場所は離れてしまっても、家計管理をともに楽しみ、進めていきましょう。

    【この記事の著者】

    株式会社FP-MYS 工藤 崇

    株式会社FP-MYS 工藤 崇

    FP-MYS代表取締役社長CEO。1982年北海道生まれ。相続×Fintechプラットフォーム「レタプラ」開発・運営。資格学校勤務後不動産会社、建築会社を経て2015年FP事務所を設立。1年後の2016年7月に法人化。多数の執筆のほか、Fintech関連のセミナー講師実績を有する現役の独立型ファイナンシャルプランナー(FP)として活動中。スタートアップとしてシードラウンドまでの資金調達完了済み。拠点は東京都中央区茅場町。

    LettePla:http://letteplabiz.com/index.html

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