あなたは貯め上手?独身の家計やりくりのポイントは「支出管理」

2019年10月24日・ライフプラン

はじめての独り暮らしをスタートしたときは、「自分の城」を持った高揚感に包まれることでしょう。ただ、その城も暮らしを続けるうえで、やり繰りが不可欠。給料日の前に「兵糧切れ」とならないためには、どのようなことに気をつけなければならないのでしょうか。

1.独身家計のやり繰りで気をつけること

独身の家計は自分ひとりで見ているため、ともすれば「どうにかなるさ」と余裕があるものと考えてしまいます。まだ銀行口座に余裕があるだろうと考えているうちに、気がつくと給料日前にインスタント食品などを食べ、冷や冷やしながら少ない食費で暮らしたことのある人は多いのではないでしょうか。共働きの家計に対して収入源が限られているうえ、結婚することで収入と収支に対して見てくれるパートナーがいないことも、家計管理を苦しくしてしまう要因になる、という解釈もできます(結婚しても財布を別々にすることが最近の特徴でもあるようですが)。

それでも支出額の低い独身家計は、上手にやり繰りをすれば、不安のない時間を過ごすこともできます。そのために、独身だからこそ、気をつけなければいけない管理のポイントを見てみましょう。

2.支出を顕在化する

家計のやり繰りにとって何よりも大切なのは、「給料日近くになると何故かお金が足りない」「何に使ったのかわからない」という状況を明示化することです。また「前月は余裕があったけれど、今月は厳しい。何が理由かはっきりしない」という状況を無くすこと。収入は給料明細によって、手をかけなくてもはっきりしているのですが、支出はそうはいかないもの。そこで、支出を上手に管理することで、独身家計は上手に管理することでできます。まずは、その支出を顕在化するようにしましょう。

支出の顕在化には、何をどれくらい使ったかを記録すること。それだけだと単なる現状記録になってしまうので、最初に「どれくらい使いそうか」という支出見込を立てることが不可欠です。家計管理を、支出予想-実支出の「予算管理」にすることです。

予算を立てるのは給料日前。給料を受け取ったその日をスタートとすれば、向こう1カ月の管理が見えるため、給料日直後にお金を使い過ぎることの抑制にも繋がります。残業代などで収入が変動する場合もここで対応します。決まった金額を貯蓄している場合や、奨学金など返済のある場合は、そこから残る金額を計算します。細かく数字に打ち出す方法でも、頭のなかで計算する方法のどちらでも大丈夫です。管理する習慣をつけることが大切。そのうえで、固定費と変動費に分けます。

①固定費

家賃や水道光熱費、スマートフォン利用費など、毎月の金額は変わらないもの。もしくは、変わってもさほどの差異は生まれないものを固定費とします。たとえばスマホゲームを趣味とする方は固定費ではなく後述の変動費として、「これ以上使ってはいけない」という上限を決めるのもいいでしょう。

②変動費

代表的なものは食費と交際費。嗜好品などもここに含まれます。給料から固定費を除いた金額を変動費予算として、それらと別の銀行口座に移し替えてしまうのも方法ですが、面倒になって予算管理をしなくなっては本末転倒。性格によって決めましょう。先のスマートフォン利用料も、変動費扱いとして節約を実現できたというケースも多いです。

3.キャッシュレスの扱い方

最近の家計管理で新しいポイントとなるのはキャッシュレスの扱い方。クレジットカードをスマートフォンに内蔵する機能や、Amazonなどネットショッピングであらゆるものがインターネットで購入できるようになるなど、生活は大きく変わりました。配達業者も不在時受取ボックスを充実させるなど、独身の世帯でもこれらのサービスを使う利便性は著しく向上しています。

ひとつ課題なのは、支出と現金の減る実際のタイミングに「タイムラグ」があること。クレジットカードは基本的に利用した月の翌月に請求されるので、実際に支払うのは「翌月の給料から」です。スマホ決済の場合は現金の財布と別物になるため、スマホ内での貯蓄が残っていれば給料からの補填は必要ないでしょうし、反対に頻繁に使っていれば月半ばでも現金による補充が必要となります。

ただ、生活が変わらない限り、毎月の支出金額(キャッシュレスとして家計から出ていく金額)はさほど変わらない、という方が多いのではないでしょうか。ならば簿記でいうところの引当金の考え方を適用します。毎月の概算額を大枠で出しておき、実際に動いた金額を後から当てはめていく考え方です。

たとえば30,000円をキャッシュレスに使う金額として、クレジットカードの引き落とし口座やスマホ決済の端末に入れておきます。定期的に残高を管理して、翌月に「今月はこれくらい補充しておこうかな」という金額を入れる方法です。最近のスマホ決済は利用ポイントが充実化しているため(各社の差別化戦略はほぼこの点に集中していますね)、気がつけば残高はさほど減らず、余裕のある(キャッシュレス)生活にも繋がるのではないでしょうか。

4.独身家計と家計簿アプリ

実際の支出管理としては、Fortune Pocketに代表される家計簿アプリを上手に活用するようにしましょう。1日の生活のなかで、なんとなく何もしていないけれどスマートフォンは手に持っている、そんな時間も多いでしょう。そのときに片手のスマホで収支を入力することができます。バランスシートで入ってくるお金と出るお金が管理できるうえ、Moneytreeと連携して自動的に管理できる特徴もあります。。実際の家計管理も、見やすい入力時のみならず、月末に「今月の家計管理はどうなっていたかな」という現状把握にも便利です。

もちろん作業量が増えるため、家計管理の習慣が無い方は、最初は少し億劫かもしれません。ただ、自分自身で得たお金が、支出の顕在化によって残っていく作業に、「はまって」いく方が多いのも家計アプリの特徴です。結果、貯蓄に成功したらまた次の月が始まりではなく、多少の「ご褒美」を設定するのもお勧めです。

食べることが好きな人は次の給料日の贅沢でもいいですし、余剰金の数%を貯めておいて好きなものを買ったり、友人と使ったり。同じように家計管理に興味のある友人と競っても面白いものです。同世代の独身同士だと、いろいろ勉強になることも多いはず。

【この記事の著者】

株式会社FP-MYS 工藤 崇

株式会社FP-MYS 工藤 崇

FP-MYS代表取締役社長CEO。1982年北海道生まれ。相続×Fintechプラットフォーム「レタプラ」開発・運営。資格学校勤務後不動産会社、建築会社を経て2015年FP事務所を設立。1年後の2016年7月に法人化。多数の執筆のほか、Fintech関連のセミナー講師実績を有する現役の独立型ファイナンシャルプランナー(FP)として活動中。スタートアップとしてシードラウンドまでの資金調達完了済み。拠点は東京都中央区茅場町。

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