個人年金保険は得?損?気になる貯蓄型保険のメリット・デメリット

2019年01月23日・保険
個人年金保険は得?損?気になる貯蓄型保険のメリット・デメリット

自分の老後の年金について、何歳からいくら受け取ることができるのかをご存知ですか?

いま、公的年金の支給開始年齢が上がり、受給額も今後どんどん下がっていくかもしれないという不安から、老後資金として公的年金とは別に準備をする人が増えています。年金の準備には、会社の積立などを利用する方法や、自分で運用して資産を増やしていく方法などいくつかの手段がありますが、今回はそのうちの1つである貯蓄型保険「個人年金保険」をご紹介します。

1.個人年金保険とは

個人年金保険とは、20年や30年など一定の期間保険料を払い込み、60歳または65歳などから年金として受け取るという貯蓄型保険です。資産形成のための1つの手段として利用する人の多いローリスク・ローリターンの金融商品で、一般的に、若いうちに加入して長く保険料を支払うほど利回りが高くなります。

2.個人年金保険のメリット:資産形成にプラスになる

個人年金保険は、大きく資産を増やせるものではありませんが、着実に資産を形成していける保険商品です。個人年金保険のメリットを2つご紹介します。

①払込金額を上回る額の年金を受け取れる

個人年金保険は得?損?気になる貯蓄型保険のメリット・デメリット

個人年金保険は、契約通りの金額を契約通りに払い込むと、払込合計金額より多くのお金を将来年金として受け取れる仕組みになっています。他の様々な金融商品と比べると利回りの高いものではありませんが、銀行預金の利率などと比較すると多くの額を受け取ることができます。

②税金が控除される(節税)

個人年金保険は、年間の払込金額により税控除の対象になっています。一例として、月額保険料1万円の場合の控除額を算出してみましょう。

<例>月額保険料1万円の場合の節税額

月額保険料1万円の場合、1年間の払込金額は12万円になります。その場合の毎年の節税額は、下記の通りです。

所得税10%の場合:6,900円の節税

所得税20%の場合:11,000円の節税

これを利率に換算すると、それぞれ約5.8%、約9.2%となります。銀行預金の金利と比較すると、好条件といえるでしょう。

節税額の比較表

1年間の節税額や換算利率は、下記の計算式で算出されます。

税控除対象額

所得税:40,000円(旧制度は50,000円)

住民税:28,000円(旧制度は35,000円)

1年間の節税額

所得税10%の場合:40,000 × 10% + 28,000 × 10% = 6,800

※復興特別所得税を含むと6,900

所得税20%の場合:40,000 × 20% + 28,000 × 10% = 10,800

※復興特別所得税を含むと11,000

利率に換算 ※月額保険料1万円の場合

所得税10%の場合:6,900 / 120,000 = 5.8%

所得税20%の場合:11,000 / 120,000 = 9.2%

※個人年金保険の税控除は、一般の生命保険や医療保険、介護保険とは別で計算されます。

3.個人年金保険のデメリット

個人年金保険はローリスク・ローリターンと言われていますが、リスクもあります。個人年金保険のデメリットをご紹介します。

①インフレによるリスクがある

インフレとは、物価が持続的に上昇し、それにともなって貨幣価値が下落することをいいます。個人年金保険の場合は将来受け取る年金の金額が決まっているため、貨幣価値が下がってしまうということは、その年金額の価値も下がってしまうということを意味します。

②中途解約をすると元本割れになる

多くの個人年金保険では、中途解約した場合の解約返戻金が設定されています。ただし、その解約払戻金は払込金額を下回ることが多いため、中途解約をすると元本割れになってしまう可能性が高いです。

4.個人年金保険の種類

個人年金保険には、定額・変額などいくつかのタイプがあります。ここでは、主なものを4種類ご紹介します。

確定年金

確定年金とは、60歳や65歳など指定の年齢から一定の期間(10年や15年など)受け取る仕組みの年金のことをいいます。年金受取期間中に被保険者が死亡した場合は、遺族が代わって受け取ることができます。

有期年金

有期年金も、同じく60歳や65歳など指定の年齢から一定の期間(10年や15年など)受け取る仕組みの年金ですが、年金受取期間中に被保険者が死亡した場合にその時点で支給が終了します。商品によっては、5年間など一定の期間に限り、被保険者が死亡した場合に遺族が受け取ることができる場合もあります(保証付有期年金)。

終身年金

終身年金とは、60歳や65歳など指定の年齢から、被保険者が死亡するまで受け取ることができる年金をいいます。終身年金には、下記の2種類があります。

・逓増型(ていぞうがた):受取年金額が毎年増えていく

・定額型:受取年金額固定

終身年金にも、一定期間に限り遺族が年金を受け取れる商品があります(保証付終身年金)

外貨建て個人年金保険

外貨建て個人年金保険とは、日本円または外貨で保険料を払い込み、外貨で運用される個人年金保険のことをいいます。為替の影響を受けるため元本保証はされませんが、積立利率は円建て定額タイプの個人年金保険よりも高く設定されています。

5.個人年金保険の商品例

個人年金保険は得?損?気になる貯蓄型保険のメリット・デメリット

個人年金保険は、各社から様々な種類のものが販売されています。受取年金額は払込金額その他の条件により変わるため、WEBサイトやパンフレット等で公開されている一般的な金額例のみを参考にして比較するのではなく、各社の相談窓口などで自身の条件に合わせて算出してもらったもので比較することをおすすめします。

ここでは、よく知られている個人年金保険の特徴をご紹介します。

個人年金保険は得?損?気になる貯蓄型保険のメリット・デメリット

6.まとめ

自分の老後に備える貯蓄型保険「個人年金保険」をご紹介しました。自分の資産を確実に増やすためには、複数の保険商品を組み合わせてリスクに備えるというのも1つの方法です。商品のメリット・デメリットを理解したうえで、ぜひ検討してみてください。

コンテンツ提供元:フォーチュンポケットマガジン編集部

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