見逃されやすい「アフターサービス」から見るネット生保比較

2021年02月25日・保険
見逃されやすい「アフターサービス」から見るネット生保比較

目次

    生命保険を選ぶときによく比較対象とされるのは保険料・保障内容が中心です。以前は保険料の安さを前面に出し、「安いけど保障内容がね」という評価を得る傾向があったインターネット生命保険会社(以下ネット生保)も、現在はCMなどのブランディングにより「安くて高品質」という評価に変わってきました。生命保険というセンシティブな検討をする際に、人と向き合って話をする過程を経なくて有難いという利用者も多いでしょう。

    一方で、万が一病気やケガに見舞われた際に、まだまだ従来の接遇型の生命保険の方が安心だよね、という意見が多いのも事実。今もネット生保はアフターサービスに難あり、という先入観が強いのですが、果たしてそうなのでしょうか。ネット生保が誇る、最新のアフターサービスを分析します。

    1.ネット生保だからこそのメリット。迅速で高品質な対応が可能

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    前提として、病気やケガの事態で支払われる保険金は、どのような効果があるのでしょうか。

    病気やケガで病院にかかると、多額の医療費が必要です。保険金は、この医療費をカバーする役割があります。医療費は手術や入院といった急性期の対応に加え、回復状況を見ながら継続する通院段階にも必要となり、家計に著しい影響を及ぼします。当然ながら予測できないこの医療費を日常に預貯金の一部として確保している家計は多くなく、医療費に充てる臨時の原資が必要です。第一に、保険金はこの役割を担います。

    また病気やケガの治療中は、満足に仕事をすることが出来ません。仕事の遂行や収入の安定にも懸念が生まれます。家計管理の面から見ても、ライフイベントの費用に加え、病気・ケガの時に減少した生活費まで確保する余裕はなかなかありません。そこで保険金が医療費に加え、生活費補填の役割を持っています。

    ネット生保の迅速な保険金支給やサービス

    その視点からも、ネット生保の迅速な保険金支給のスピードは接遇型と遜色ありません。事故の第一報に対しては24時間対応のサポートセンターが対応するうえ、セキュリティサービス会社と連携し現場急行するネット保険も。また現場から自宅へ戻る際の交通費や、止むを得ず宿泊する際のホテル代を支給する会社もあります。

    また地震など不測の災害についてもネット生保は迅速な対応を実現しています。ホームページで被害状況への一次対応を記載し、なかには専用のサポートセンターにて対応している会社もあります。加えて保険加入で大切なのは既存加入者に対して生活状況・家族状況に合わせた見直しのタイミング。この点もホームページの充実と個別対応の切り替えによって接遇型の保険に見劣りしないものとなっています。

    2.今後期待されるネット生保の未来図

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    今後は、更にネット保険寄りの機能が増加します。サポートセンターは担当者による対応のほかにも、AIやチャットボットによる対応が増えていくでしょう。これらの機能は現時点でも各社にて導入が増えていますが、今後数年で更に柔軟な対応を可能にし、的を射た対応が期待できる機能が増えていきます。それが現在のネット保険が誇る割安の保険料を維持したまま実現できるところも、ネット保険の大きな魅力です。

    一昔前の保険は、自宅や職場に担当者がおり、契約者・保険加入者ととても距離の近いものでした。ただ若年層を中心に「そこまでの繋がりは求めない」という希望もあったのが、ネット生保が短期間で受け入れられたひとつの背景といえるでしょう。ただネット生保で最後まで不安の残ったのは病気やケガをしたときに迅速な対応をして貰えるのかアフターサービスの部分です。何よりも大きな不安のなかで「丁寧な」対応をして貰えるかという部分です。実際にTwitterなどSNSでネット保険と検索すると「何かあったときに十分なケアをして貰えるのか」という不安点がよく呟かれています。その点はネット保険各社も十分に意識しており、「病気やケガの時はこれだけ高い顧客満足度を受けています」という評価をCMなどで前面に出ることも多くなりました。

    3.アフターサービスはここがおすすめ!ネット生保3社を比較

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    それではアフターサービスを中心に、ネット生保各社のサービスを見ていきましょう。

    ①ソニー生命保険

    電話やメール、チャットによる契約者フォローに加え、充実しているのがコンサルティングフォローの体制です。主に以下のサービスを受けることができます。

    ○ライフプランの点検やアドバイス

    ○住まいの相談

    ○シニアライフの準備

    ○子育て・教育のアドバイス

    ○健康相談デスク

    ②アクサ生命保険

    これらは通常、ファイナンシャルプランナー(FP)が得意とするサービスです。ネット生保側のなかにFPがいると考えられますが、保険会社として前面に立ってライフプラン領域のフォローをすることは革新的といえるでしょう。

    アクサ生命も保険の手続きに限らず、「お問い合わせをシーンで選ぶ」などライフプラン側から見たサービスが充実しています。そのなかで目を引くのが「Emma by アクサ」というサービスです。これは、保険加入の契約書類をオンラインにて格納しておき、いつでも確認できるようにしていること。生命保険は加入直後こそ契約内容の詳細を把握していますが、契約から1年も経てば「あの保険で何を保障して貰えるか」となってしまいます。そこで契約者に向けて現契約を確認しやすくするサービスです。

    ③ライフネット生命保険

    ネット生保といえば2006年に74年振りの直販会社として創業されたライフネット生命。同社でも契約者に対するフォローもまた充実しているものです。同社では営業担当者がいない分の保険料を抑えて提供していますが、それは手厚いサポートがあってこその話です。同社で際立つのはスマートフォンを使った保険確認・請求が可能となる「スマ速請求」です。万が一の場合に必要事項をスマホで入力して送ると、最短2日で保険金の振込が完了します。

    4.まとめ

    このように各社しのぎを削って提供しているネット保険のアフターサービス。保険に入ってからの部分は接遇保険に比べ、インターネットを介するネット保険では加入前に後回しになってしまう部分でもあるでしょう。ただ、保険の効果を最も実感するのは病気やケガなど、実際に万が一のことがあってから。保険料や保障内容といった目立つ部分に加えて、その要素でも生命保険の効果を吟味し、検討していきましょう。

    【この記事の著者】

    株式会社FP-MYS 工藤 崇

    株式会社FP-MYS 工藤 崇

    FP-MYS代表取締役社長CEO。1982年北海道生まれ。相続×Fintechプラットフォーム「レタプラ」開発・運営。資格学校勤務後不動産会社、建築会社を経て2015年FP事務所を設立。1年後の2016年7月に法人化。多数の執筆のほか、Fintech関連のセミナー講師実績を有する現役の独立型ファイナンシャルプランナー(FP)として活動中。スタートアップとしてシードラウンドまでの資金調達完了済み。拠点は東京都中央区茅場町。

    LettePla:https://letteplabiz.com/

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