【保存版】ペット保険の最新事情。今更聞けない大切な家族の健康の為に必要な事

2019年12月19日・保険

目次

    犬や猫も大切な家族。家族が病気やケガに罹患すると病院に行きます。その時に生じたお金は医療費として、加入している生命保険から給付されます。このときに犬や猫に対しては、当然ながら医療費の対象ではありません。ペットを含めた家族の「もしも」から家計を守るのは、ライフプランとしてとても大切なこと。医療保険に加入できない家族のために。いま「ペット×保険」が注目されています。

    1.ペット保険の最新事情

    まずはペット保険の市場規模を分析していきましょう。実際に犬や猫と暮らしていても、「え、ペット保険というものがあるんですか?」という声があります。また、いわゆる国内大手の保険会社が販売しているという先入観を持って問い合わせるも、「ペット保険にはペット保険の専門業者がある」といわれ面食らったという話も。

    ペット保険の取扱会社で上場企業は2社。うち1社のアニコムホールディングスのIR資料(2019-2021)によると、2018年時点で市場規模667億円、ペット保険の普及率は9.1%(藤経済 マーケティング総覧)です。この数字だけを見ると「たった9%?」と捉えてしまいますが、市場規模は上昇傾向にあり、2020年には874億円に達し、2018年対比でも131%の伸長が予想されています。90%弱に達するといわれる日本国内の生命保険加入率には足元にも及びませんが、市場としては着実に伸びていることはわかります。ペット保険に加入することによって、どのような効果が期待できるのでしょうか。その答えは、人間の医療保険と同一です。

    2.ペット保険がないと、何が「不安」なのか

    人間が病気になったとき、病気の内容によって、若しくは病気による手術の内容や入院の日数、そして退院後の通院日数を保障内容として、医療保険が設定されています。年齢や生活習慣に応じて、かつ保険料が想定内のところを選択し、医療保険に加入することで「安心」を購入します。その歴史は意外に新しく、日本に保険会社が設立されたのは1881年なので約140年前、はじめて設立したのはなんと福沢諭吉の弟子といわれています。それから現代まで、既に人間が罹患しなくなった病気も、一方で新たに脅威となった病気も、医療保険は対象としてきました。対するペット保険は2016年にはじめての商品が誕生しています。

    ペットの医療費は病気・症状にもよりますが、約10万円~30万円の範囲が多いようです。ただ、ここで注意すべきは医療費の保障制度がないということ。家族とはいえ、ペットには公的医療制度がありません。医療費が20万円かかるとすると、人間(の現役世代)であれば3割の約7万円ですが、ペットの場合は全額を支払う必要があります。公的制度としては難しいと思いますが、たとえばペット保険に共済制度の民間サービスが誕生するなど、保険掛け捨てではない保障制度もいずれ生まれてくることとは思います。

    現状、ペットとともに生きること、家族としてペットと接する人が増えてきたなかで、今後新たな病気が生まれ、愛する家族に罹患することは脅威です。そして人間に比べ「治療のノウハウ」が確立していないことも踏まえると、今後ペット保険に加入する人は増えていくと予想されます。また、犬は人間より7歳年を取るのが早いといわれています(ドッグイヤー)。そのため病気をするスパンも短くなると予想されるため、人間よりも徹底した保険の検討が必要なもの。ペット保険の拡充は、このような状況も背景としていると考えられます。

    3.ペット保険選びは何を重視すべきか

    ペット保険は商品にもよりますが、月1000円弱で加入できるものが多いです。医療費20万円を月1,000円で予防できるのはコストパフォーマンスも良く、加入する必要性も高いもの。公的保障がない分、人間の医療保険よりも、家族の「もしも」に対する不安を解決することができます。ここで考えたいのがどのような視点でペット保険を選ぶべきか。万が一病気になってしまったときはとても頼りになるペット保険ですが、何を重視して商品選びをするとよいのでしょうか。

    ①「なりやすい病気」に対して手厚い保障があるか

    犬なら罹患しやすい病気・猫なら罹患しやすい病気があります。犬や猫以外ならそもそも対象としている動物なのかを確認すること。そして前提としてそれを保障内容でしっかりとカバーしている保険を選びましょう。いまは健康でも年齢を重ねると罹患しやすい病気がある一方、若いうちにしか罹患しない病気もあるため、ライフステージ別に加入する保険を変えるのも大切です。また、チワワ(犬)・ブリッティシュショートヘア(猫)のように、より細かい種類によって保険料が異なるもの、保障内容が変わってくるものがあります。いくつかの保険会社を比べながら、保険料の安さと充実さを比較していきましょう。

    ②当たり前ですが、ペットは症状を伝えられない

    ペット保険を検討するうえで人間の医療保険との最も大きな違いは、この部分だといえます。人間と違い、ペットは言葉を発することができません。保険選びの視点から見て、このことが何に関係するかというと、「入院・通院が一度で終わらない可能性が高い」ということです。

    人間はどこが痛いか、どのように痛いかを言葉にしてお医者さんに伝え、適した治療を行います。ペットの場合、いわゆる外科の罹患であれば医療機関とも共有しやすいのですが、お腹が痛いのか、衰弱といった状況は言葉にできないと伝わりにくい。そこで初診では様々な病気の罹患を疑い、段階的に特定していくという方法を取ります。ただ、言葉の伝達ができないペットの場合、そのための入院・通院期間も長くなる傾向があります。加え、一度治ったと想い通院を控えても、また症状がぶり返して、通院を再開したというケースも。

    ペット保険では、この部分をカバーする保障はとても大切です。具体的には、入院・通院の無制限保障や、入院保障を受けて再び入院するときの条件が緩やかな保険(〇〇日空けなければならないなど)、同様に通院期間の無制限保障などを見ていきましょう。ペットの年齢によって保険料が変わるのか、更新時の条件の有無(条件に該当すると更新ができなくなる可能性も)なども保険選びの重要な視点です。

    今回の記事では、「ペット」という言葉を使うのに悩みました。それほど一緒に住む家族として大切に思っている家庭は多いと思いますし、だからこそペット保険の市場が拡大していると考えられます。市場の拡大に比例し、商品ラインナップも随時充実していくと考えられますので、最新事情を見ながら我が家の家族にあった「医療保険」を検討していきましょう。

    【この記事の著者】

    株式会社FP-MYS 工藤 崇

    株式会社FP-MYS 工藤 崇

    FP-MYS代表取締役社長CEO。1982年北海道生まれ。相続×Fintechプラットフォーム「レタプラ」開発・運営。資格学校勤務後不動産会社、建築会社を経て2015年FP事務所を設立。1年後の2016年7月に法人化。多数の執筆のほか、Fintech関連のセミナー講師実績を有する現役の独立型ファイナンシャルプランナー(FP)として活動中。スタートアップとしてシードラウンドまでの資金調達完了済み。拠点は東京都中央区茅場町。

    LettePla:https://letteplabiz.com/

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